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デカダンスRPGイノセンス オンライン用テキストキャラクターシート ──────────────────────────────────────── PL: ──────────────────────────────────────── 「(決め台詞)」 キャラ名 : 年齢 : 性別 : 堕落レベル:0/00〈 堕落確定レベル 〉 権力レベル:0 学歴 : 境遇 :〈〉 階級 :-階級 家柄 :-階級 (学歴:-教育) 運勢 : 宝物: 魅力 :《》《》《》 嗜好 :《》《》《》 性癖 :《》《》《》 経験点 :0 ──────────────────────────────────────── 《 命運:00 》《 穢れ:00 》《 所持金:00 》《 経験点:00 》 ──────────────────────────────────────── 《 能力値 》 〈 能力合計値【000/000】成長限界合計値 〉 【器用: 】【機敏: 】【体格: 】【知力: 】 【意思: 】【権力: 】【財力: 】 ──────────────────────────────────────── 《 罪 》 【憤怒: 】【怠惰: 】【傲慢: 】【暴食: 】 【色欲: 】【強欲: 】【嫉妬: 】 ──────────────────────────────────────── ■ 装備品・所持品・乗物 《武器》 【 素手 】 種別:近接片手 価値:-- 重量:-- 射程:0PT 威力:0 備考:素手攻撃 【 - 】 種別:近接両手 価値:00 重量:00 射程:0PT 威力:0 備考: 【 - 】 種別:射撃両手 価値:00 重量:00 装填:0 射程:0~0PT 威力:0 備考: ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 《 防具 》 【 衣装: - 】 価値:02 重量:00 備考:なし 【 鎧: - 】 価値:00 重量:00 備考:なし 【 盾: - 】 価値:00 重量:00 備考:なし 【衣装】防御:【腕部】- 【脚部】- 【急所】- 【頭部】- 【鎧 】防御:【腕部】- 【脚部】- 【急所】- 【頭部】- 【盾 】防御:【腕部】- 【脚部】- 【急所】- 【頭部】- ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 《 所持品 》 種別:消耗品 【 - 】 価値:00 重量:00 備考: 種別:非消耗品 【 - 】 価値:00 重量:00 備考: 種別:装身具 【 - 】 価値:00 重量:00 備考: 総合重量:00/00(体格×2) ──────────────────────────────────────── 《 乗物 》 【 】 始動:0 速度:0 命運:4 耐久:- 積載:000 備考: ──────────────────────────────────────── ■ 家 《 家屋 》 【 】 部屋数:00 階層:1 厩:無 住人:1 未管理の部屋数: 雇用済従者:0 従者の部屋数:0 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 《 保管物 》 種別:所持品 【 - 】 価値: 00 重量:00 備考: 種別:家具 【 - 】 価値: 00 重量:00 備考: 種別:仕掛け 【 - 】 価値: 90 重量:-- 備考: 総合価値:000/000( (財力-未管理の部屋数)×保管 ) ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 《 部屋割り 》 屋根裏:「 な し 」 一 階:「 未管理 」「 未管理 」 地下室:「 な し 」 ──────────────────────────────────────── ■ 設定他 外見設定 : 経歴設定 : ■ シナリオ履歴/シート変更履歴 (堕落レベルの変動や成長、特殊な設定追加や変更を行った場合は、概要を記してください。)
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タイトル:牧場物語 つながる新天地 発売日:2014年2月予定 価格:4,800+税 対応機種:ニンテンドー3DS ジャンル:ほのぼの生活ゲーム プレイ人数:1人(通信プレイ4人まで) プロデューサー:はしもとよしふみ CERO:審査予定
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株式会社ネバーランドカンパニー ウルフチームの元スタッフが中心となって設立したゲームメーカー。1993年に創業。 主にRPGをメインに制作しているメーカーで、「エストポリス伝記」シリーズや「ルーンファクトリー」シリーズが代表作に当たる。 ローグライクといったダンジョン探索型のゲームも得意としており、チュンソフトの「風来のシレン」シリーズの開発にも関わる。 「エストポリス伝記」シリーズの塩生康範氏による楽曲や、「ルーンファクトリー」シリーズの森田朋子氏による楽曲など音楽面でも人気は高い。 2013年7月に倒産したが、その後元スタッフ達が再集結して新しいゲームを制作している。 作品 エストポリス伝記シリーズ エストポリス伝記 エストポリス伝記II エストポリス伝記 よみがえる伝説 エストポリス(NDS) ルーンファクトリーシリーズ ルーンファクトリー -新牧場物語- ルーンファクトリー2 ルーンファクトリー3 ルーンファクトリー4 ルーンファクトリー フロンティア ルーンファクトリー オーシャンズ シャイニングシリーズ シャイニング・フォース ネオ シャイニング・フォース イクサ 煉獄シリーズ 煉獄 The Tower of Purgatory 煉獄弐 The Stairway to H.E.A.V.E.N. その他 ハットトリックヒーロー2 カオスシード~風水回廊記~ エナジーブレイカー ロードス島戦記 邪神降臨 不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参! ドラマチックダンジョン サクラ大戦 ~君あるがため~ Disney's マジカルパーク エッグモンスターHERO フロンティアストーリーズ 主な作曲家 塩生康範※ネバーランドカンパニーに所属していた作曲家。エストポリス伝記シリーズなどを手掛ける。 中島享生※ネバーランドカンパニーに所属していた作曲家。エナジーブレイカーなどを手掛ける。 森田朋子※ネバーランドカンパニーに所属していた作曲家。ルーンファクトリーシリーズなどを手掛ける。
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牧場物語 3つの里の大切な友だち 【ぼくじょうものがたり みっつのさとのたいせつなともだち】 ジャンル ほのぼの生活ゲーム 対応機種 ニンテンドー3DS メディア 3DSカード 発売元 マーベラス 開発元 トーセ 発売日 2016年6月23日 定価 4,980円(税別) 判定 良作 ポイント 牧場物語シリーズ20周年記念作品タイトル通り、3つの異なる特徴の里(集落)の登場会話やイベントも豊富で温かい内容多数発売直後は強制再起動の不具合も…… 牧場物語シリーズ 概要 ストーリー 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 概要 『牧場物語』シリーズの20周年記念作品であり、シリーズの第28作目。 タイトルの通り、プレイヤーの牧場の他に3つの特徴の異なる里が用意されており、それぞれで特徴あるキャラクターとのコミュニケーションが楽しめる。 大切な友だちというタイトルであるためか、全体的に温かみのあるイベント内容が多く、旧作で見られたような不和等は存在しない。 また、前作同様にマリオシリーズとのコラボを実施(コラボ衣装)している他、『とっとこハム太郎』とのコラボがあり、ペットとしてハム太郎が出現する。 ストーリー 幼いころから、父親の仕事の都合で各地を転々としながら暮らしてきた主人公。いま住んでいるこの場所も、あと少しで新しい場所へ移り住むことになっています。むかし訪れたことがある牧場へ想いを募らせていた主人公は、『牧場主になりたい』とずっと夢をみてきたのですが、思い切って両親に相談してみることにしました。牧場の仕事について知識も経験もない主人公に、はじめ父親は心配しましたが、主人公の熱意に負け、ある提案をします。『牧場主として暮らす叔父さんのもとで、見込みがあるか判断してもらいなさい。すべてにこたえられるようになったら、牧場主になることを認めよう』こうして主人公は、牧場主になる夢とともに、叔父さんの暮らすウェスタウンへと旅立つのでした。(公式サイトより) 特徴 3つの特徴ある里 主人公の牧場の周囲には、特徴や文化の異なる3つの里が存在する。 最初から行くことが可能な「ウェスタウン」は開拓時代のアメリカを思い起こさせる雰囲気となっており、アロエやサボテンなどが生えている。 花の種や花を購入できる「花屋」、体力を全回復出来る「病院」、他の住人や家族に手紙を送れる「郵便局」といった施設が存在する。またイベントを進めると花屋で「花束」や「香水」を作れるようになる。 採鉱口が存在し、ハンマーを手に入れれば採掘が可能。道具の強化等で必要になる鉱石が手に入る。 主人公の叔父であるフランクはもちろん、住人であるヘクターも牧畜をやっており、ゲーム内では動物が過ごしやすい環境であると述べられている。 他の地域と異なり、秋の後半で雪が降り始めるのも特徴的。 2番目に行くことが出来る「ルルココ村」は海に隣接する南国の雰囲気であり、果樹が多い。村の奥には遺跡が存在している。 道具の強化や牧場の改造であるファームサークルを作ることが出来る「何でも屋」が存在する。 外泊可能な施設である「宿屋」もある。 この「ルルココ村」では店の営業時間が変則的であり、朝と夜のみ営業し、昼間は休みとなっている。 南国の環境であるためか、冬でも雪はまず降らない。動物は過ごし辛いらしく、農作もほとんど行われていない。 環境が環境だけに、作物は夏に収穫可能な果樹が大半を占め、他の季節で収穫可能な作物はほとんどない。 3番目に行くことが出来る「つゆくさの里」は昔の日本のような雰囲気を醸し出しており、よもぎやたけのこなどが採取出来る。 髪型を変更可能な「髪結い屋」や、温泉に入れる「湯屋」が存在する。 和の雰囲気であるためか、農作が中心となっている。住人の中には水田作物を育てている者も居る。 店の営業時間は朝早くから始まる反面、閉店時間が早いのが特徴。 それぞれの里は牧場のすぐ隣のマップである「交差点」から簡単に移動が可能である他、「ウェスタウン・北」と「つゆくさの里・北」、「つゆくさの里・北」と「ルルココ村・北」はマップで繋がっているため、簡単に行き来が可能。 特徴も文化も異なる3つの里であるが、交流が全く無いわけでもなく、むしろ一部の年間行事は共同開催される。 それぞれの里の住人は、大抵は自分の住んでいる里の中を行動するが、一部の住人は別の里に出かけたりすることもある。 タイプ選択 主人公の性別の他にタイプを1つ選ぶことが出来る。タイプによって若干の違いがあるが、ゲーム難易度が著しく変わるほどのものではない。なお、途中で変更は出来ない。 「動物大好き」……動物やペットの最初の仲良し度がハート1つ分多くなる 「スポーツマン」……最初から体力がハート1つ分多くなる 但し、最終的な体力は他のタイプと同じになる 「釣り人」……最初から釣りが少し得意 「人気者」……最初から全ての住人の友好度と愛情度が高くなる 「お金持ち」……最初から所持金が多い タイプとは別に前作と同様に「しんまいモード」と「ベテランモード」を選択可能。 しんまいモードの場合、体力が減りにくくなり、アイテムの販売価格が安くなるというメリットがある。 しんまいモードを選んだ場合のデメリットは特にない(セーブファイルに若葉のようなマークが付くだけ)ので、気軽に楽しみたい場合はしんまいモードが推奨される。 コミュランク/牧場アドバイス どちらも、プレイを進めていくと出現する所謂「目標」であり、クリアすることで新たな要素が解禁されたり、販売されるアイテムが増えたりする。 前者は3つの里ごとに存在し、里との絆が一定量貯まるごとにコミュロックが発生し、目標がいくつか提示される。 後者はゲームを進行すると3回に分けていくつかの目標が提示されるシステム。こちらについては主人公の父親が提示してくる目標であり、言ってしまえばストーリー目標とでもいうべき課題である。 どちらも目標として課されるものの、期限は設定されていないため、期限切れによる失敗はない。 品質の細分化 作物の品質は「色つや」「甘み/香り」「水分量」「サイズ」の4つに細分化された。この4つのパラメータの合計値によって作物の品質が決まる。 甘み/香りのパラメータを高めることで黄金作物が出来上がる場合がある。 サイズのパラメータを高めることで巨大作物が出来上がる場合がある。 色つやと水分量は特別な効果はないものの、色つやに関しては作物祭のベテラン以上では、必ずこのパラメータがお題に選ばれる。 花にはサイズのパラメータがなかったり、茶葉には水分量、サイズのパラメータがなかったりする場合もある。 いずれのパラメータも対応する肥料を使うことで高めることが出来る。水分量のみ1日に2回水をやることによって徐々に高めることが可能。 旧作の「鮮度」と異なり、一度上昇したパラメータが下がることはないが、作物が台風や大雪の被害に遭うとパラメータが下がる。これによって全てのパラメータが0になると(デフォルトは全て10)作物が枯れる。 動物のパラメータも「仲良し度」「副産物レベル」「毛並」と細分化されている。 アルバイト それぞれの里にいる仲介人に話しかけることでアルバイトが可能。アルバイトを達成することでお金がもらえる。 アルバイトは大きく分けると3種類であり「出荷」「荷物の配達」「手伝い」の3つである。 出荷はその日の出荷アイテムで特定のアイテムを出荷すれば達成となる。特定のアイテムはミルクなどの副産物や、花、野菜などの作物が指定される。 荷物の配達は、特定のキャラクターに話しかけ、荷物を受け取った上で当日中に指定された相手キャラクターに渡すことで達成となる。 手伝いのアルバイトは受けると即時に現地に移動させられて、簡単な仕事をするというもの。 出荷、荷物の配達については翌日の朝にバイト代が入金されるが、手伝いについては即時入金される。 手伝いのアルバイトのみ何度も同じアルバイトを行うことでバイト代とは別にアイテムがもらえることもある。 また、草取りでは肥料の材料として使える雑草を簡単に集めることが可能。 なお、「出荷」「荷物の配達」についてはどちらも期限は当日であり、出荷時間を過ぎたり、届ける荷物を受け取る前に店の営業時間が終了したり、配達せずに翌日を迎えたりした場合はアルバイトは失敗となる。 失敗すると、仲介人に怒られるが、それ以外のデメリットはない。 料理によるごはんパワー 料理を食べると、体力回復の効果の他に、「ごはんパワー」といういわゆる補助効果(バフ)が付く場合がある。 ごはんパワーが付く料理は決まっており、最初は料理を食べることでごはんパワーが付くかは不明だが、一度食べると判明する。 ごはんパワーは以下の8種類存在し、1種類を除き、いずれも一定時間プレイが有利になる。 効果時間中、体力の消費量が減少する 効果時間中、体力が徐々に回復する 効果時間中、プレイヤーの移動速度が上がる 効果時間中、店のアイテムの値段が安くなる 効果時間中、住人との好感度の増加量が増える 効果時間中、釣りで魚が掛かりやすくなる 効果時間中、時間の進行スピードが半分になる 効果時間中、時間の進行スピードが2倍になる ごはんパワーの効果時間は、その料理に使われた材料の個数によって決まる。材料の個数が多い料理ほどごはんパワーの継続時間も長い。 それぞれの里に存在する食事屋の料理でもごはんパワーが付くものがある。 住人とのコミュニケーション 従来通り、住人とはコミュニケーションを取ることが出来、それによって友好度(結婚相手の異性の場合は愛情度)が変動する。 アイテムを持ち上げて話しかけることで1日に1回アイテムをプレゼントすることが出来る。 アイテムの好みはキャラクターごとに設定されている。きらいな物をあげると逆に友好度を下げてしまうことになる。 料理をプレゼントした場合、翌日に御礼を言ってくれる場合もある。 友好度や愛情度を上げることでイベントが発生する場合もある。結婚候補の異性の場合恋愛イベントを進行させることで恋人関係になることも出来る。 更にイベントを進行させれば、最終的には結婚することも出来る。隠し結婚候補の相手を除き、子どもも生まれる。 友好度を高めることで、会話内容が変化する他、相手のごはん時間に一緒にごはんを食べられる「いっしょにごはん」イベントが発生することもある。 このいっしょにごはんによってもごはんパワーが付く場合がある。 評価点 コミュニケーション要素 旧作以上に住人とのコミュニケーションが温かくほのぼのとさせられる内容となっている。 概要でも述べられているが、本作の会話は基本的に温かみのある内容が多く、(よそ者である)主人公に対して冷たい態度を取るキャラクターはいない。 結婚候補のフォードや、ウェスタウンのヘクターなど、一見すると冷たい印象を受けるキャラがいないわけではないが決して主人公を厭っているわけではない。 好感度が変化したり時間帯が変化したりすることで会話内容は大きく変わり、用意されている会話のパターン数は多彩。 その他、連れているペットや着ている服装によっては、感想等を述べてくれる場合もあり、こちらもかなり多彩。 住人イベントでは、その上でキャラクターについて掘り下げる内容が展開され、しっかりとキャラクターごとの設定が活かされている。 里を発展させるイベントでも、主人公に丸投げではなく、主人公も含めて里のメンバー全員で発展させていくという形式になっているのも好印象といえる。 発展させたイベントの後では、会話で主人公に御礼を言ってくれるのもグッド。 年間行事のイベントでは住人からもプレゼントのお返しをもらえたり、ダンスを踊れたりと楽しみやすくなっている。 高い自由度 本作では旧作と比べると要素の解禁が早めであり、自由度が高い。 1年目の春には出来ることが少なめであるものの、徐々に新要素が解放されていくため、自由度がどんどん上がっていく。 順調に進めば1年目の夏にはメーカー類が作れるようになるため、これを使って高品質の作物を作ったり、動物を中心に飼って酪農に専念したりも出来る。 比較的楽にクリア出来る牧場のアドバイス2をクリアした時点で牧場の3スペースを使うことが出来るようになるため、この時点で全て使って牧場に専念するのも一つ。 一方、里が3つもあるため、住人との好感度を上げることを考えると牧場に専念する時間もあまりない。この辺りは各々のプレイヤーの考えが問われる部分である。 目標を達成する上では、牧場に専念するわけにはいかないものの、先述の通り、目標に期限は存在しないため、目標を後回しにしても構わない。 1年目が終わると、目標の達成によって解放される要素以外のほぼ全ての要素が解禁される。 ペットの種類が増えた ペットは犬、猫、馬の3種類に、カピバラが追加された。また、コラボのペットとしてハム太郎も存在する。 犬、猫については種類がかなり豊富になっており、好みのペットを見つける楽しみもある。 住人の一人であるイナリちゃまに頼むことでペットの内1匹をソウルメイトにすることが可能であり、ソウルメイトにしたペットのみ発生するイベントもある。 なお、馬については後述の通り賛否両論。 賛否両論点 品質の複雑化 特徴でも述べられた通り、品質は項目が4つに分かれ複雑化した。 それぞれのパラメータを高めるために異なる肥料を用意する必要があるため手間となっている。 季節の作物のように育てられる期間が限られているものの場合、しっかりと計画を立てた上でどのパラメータを高めるかを考える必要がある。 もっとも、作物祭や動物祭を意識しないのであれば、作物であれば「色つや」と「水分」、動物であれば「毛並」はほとんど意味が無いパラメータとなっている。 作物のパラメータは品質に、動物の毛並は毛を取れる動物の場合は品質に関わってくるものの優先度は低い。 チュートリアルが長い 最初にゲームを始めてからのチュートリアルが非常に長くなっており、経験者の場合、このチュートリアルだけでダレる恐れもある。 一方で1年目の夏以降に解放される要素の場合、チュートリアルらしきチュートリアルはほとんど無く、自分自身で試行錯誤する必要がある。あくまで最序盤のチュートリアルが長いといえる。 もっとも、チュートリアルが長いというのはよく言えば親切ということでもある。 実際、ただただ説明ばかりがなされるわけではなく、一部のチュートリアルでは実際に主人公を操作して操作方法を覚えられる。 主人公に家族が居る 旧作では主人公の家族は基本的に登場しなかったものの、本作では主人公の両親と妹が存在する。 気にしない人もいるかもしれないが、主人公像を自分の中で持っているプレイヤーの場合、この主人公の両親と妹という存在が主人公像を考える上で邪魔と思うケースも。 母親と妹についてはストーリーのイベント中で牧場に泊まりに来るというイベントもあるので、ストーリーの最初で登場し、基本的にその後絡んでこない、というわけにもいかない。 ただし、「息子(娘)を心配するあまり反対しつつも影で見守る」父親、「そんな対立する二人をそっと見守る」母親、「兄(姉)を見て、自分自身の道を目指し始める」妹と、家族のストーリーそのものは悪くない。そのため、主人公に家族が居ることを気にしない(むしろ、その方が良い)というプレイヤーにとっては気にならない話だし、むしろ評価出来る点でもある。 一部イベントの賞品のコンプリートが厳しい 年間行事によっては優勝することでそこでしか手に入らないアイテム(レシピや服など)が入手出来る場合があるが、その一部のコンプリートが非常に大変。 コンプリートが厳しいイベントとされるのが「ペットショー」と「ゲーム大会」である。 ペットショーは1年に1回の開催であるが、初年度は開催されず、2年目からの開催。固有の賞品が入手出来るベテランランク以上に参加出来るのが3年目からなのだが、固有報酬は13種類。最短でも15年目まではコンプリート出来ない。 ペットショーのお題は仲良し度のみであるが、ベテラン以上は種類の指定がある。その上、動物と異なり、普段からしっかりとお世話をしないと仲良し度が上がりづらい。 もっとも、最高ランクのレジェンド部門であっても、種類指定を無視しても仲良し度が最大であればペットレベル次第では十分優勝も見えるが。 ゲーム大会は1年に2回の開催であるが、住人とランダムでチームを組み、チームを組んだ上でチームとして優勝しないと固有の賞品がもらえない(個人賞もあるが、個人賞は汎用の景品)。こちらは固有の賞品が全部で30種類あるため、やはりコンプリートには15年掛かる。 主催の里がローテーションで変化するが、その里ごとに景品が決まっている。その為、例えば釣り大会(ルルココ村主催)で優勝を逃した場合、次に釣り大会の賞品が入手出来るチャンスはおよそ1年半後となる。 自分が良い成績を収めても、最終的に優勝出来るかどうかは運の要素が絡む。どうしても勝ちたいなら事前のセーブは必須だろう。 一応、固有の賞品については一度入手したものを再入手(所謂ダブり)するということはないのが唯一の救いではある。 馬の存在意義が微妙 馬は騎乗することが出来るペットであり、素早く移動することが出来ることがメリットであるものの、以下の理由からあまり有用とは言えない。 ごはんパワーとして移動速度の増加がある。確かに馬の方が早いものの、自由に移動出来るメリットがあることや、移動速度の増加のごはんパワーの付けやすさを考えれば馬と比べて劣っているとは言いがたい。 1年目冬以降は各マップの看板を調べることで「お金は必要だが、別の里や牧場まで一瞬で移動出来る」ようになる。必要なお金はコミュランクによって変わるが、それでも非常に安価である。 アルバイトの「お手伝い」系を受けることで、相手の場所まで一瞬で移動出来る(但しお手伝いをした時点でゲーム内で30分経過するが)。 馬から降りた後、馬は普通のペットと同様に周囲を動き回るため、ちょっと離れると見失ってしまい、探すのに時間が掛かる可能性がある。 本作のイベントはマップ移動によって発生することが多いが、馬に乗った状態でマップ移動した場合は発生しない。結果としてイベントを見逃すことが増える。 本作ではイベントの数が多く、発生条件が厳しいものも多いため、馬に乗って移動することでイベントがどんどん貯まってしまうことになりかねない。 このようにデメリットがある上、他の移動手段も豊富な中で、馬を50000Gかけて購入する必要があるか、というと微妙なところ。 馬はペットショーで利用不可。お手伝いもしてくれないため、他のペットのような扱いも出来ない。 但し一度購入した後はペット同様に死ぬことはなく、エサ箱はあるものの、エサを与えなくとも問題は無いため、居て困る、ということはない。 問題点 致命的なバグが多かった 発売当時は、ゲームの進行が停止する、再起動されるといった致命的なバグが数多く報告されていた。 原因が不明なものも多いため、適宜セーブを取ることが推奨されるほどである。 パッチにより発生頻度は減った模様だが、完全に駆逐されているわけではない。 一度の動物祭や作物祭に複数回参加出来る有益(ただし、ゲーム内の開催回数と参加回数が整合しなくなってしまうが)なバグも存在したが、こちらも修正済みである。 広範囲の道具の範囲が確認しづらい クワやじょうろは効果範囲を強化することで一度に利用出来る範囲を増やすことが出来るが、3×3や5×5になると範囲を確認しづらくなる。 3×3や5×5といっても、現実には、向いている方向などで必ずしも、縦○マス×横○マスといった綺麗な範囲になるとは限らない。確認出来ない部分に正しく効果が及んでいない場合もありうる。 特に5×5になると画面内での確認はかなり難しくなる。 放牧時に動物が入り口付近に引っかかりやすい ウシやヒツジなどのように放牧時に主人公が押して小屋から出す必要がある動物の場合、入り口付近に引っかかりやすい。 入り口の左にはテーブルがある上、入り口そのものがかなり狭いため、下手すると結構なタイムロスになる場合もある。 地形カスタマイズの劣化 『はじまりの大地』から登場している牧場などのカスタマイズであるが、本作では、牧場のみのカスタマイズに留まっている。 旧作では街のカスタマイズが出来たが本作では里のカスタマイズはできない。しかしながら里の作り込みはしっかりとなされており、イベントによる里の発展もあるため単純な劣化とは言いがたい。 カスタマイズのパーツであるファームサークルは、種類によっては特殊効果(パワーサークル)があったり、特定の組み合わせで特殊効果を発動するコンボがあったりする。 しかしながら、パワーサークルについては設置するまで効果は分からず(つまり、作成する段階では効果が分からない)、コンボもヒントはあれど何が必要かの答えは成立させるまでは不明。 ファームサークルは鉱石などの貴重なアイテムが必要になることも多い上に、種類が非常に多いため、事前に効果が分からいのは非常に不便である。 鉱石などは道具の強化の際にも必要になるため、必然的に効果が分かりやすい道具の強化に優先的に使われやすい。結果としてエンディングまで(畑やメーカーなどを除く)ファームサークルを一度も使わないといったことも起きがち。 本作ではファームサークルの作成はルルココ村の何でも屋を使う必要がある。 設置は牧場でいつでも行うことが出来るが、旧作ではパーツの作成も自宅で行うことが出来たため、手間が増えている。 何でも屋には営業時間がある上、木曜日と日曜日は定休日、そしてルルココ村でお祭りがあった場合も利用不可となるため、作成したいと思った時に店が休みという事態も起きやすい。 更にいうなら、何でも屋で頻繁に必要になる素材(木材や鉱石)を店で買う場合、(ルルココ村から最も遠い)ウェスタウンの資材屋を利用することになる。この移動もかなり煩わしい。 地形カスタマイズとは無関係だが、釣竿に餌を付けるのも、この何でも屋の仕事である。これだけ様々な役割を担っているにも拘わらず定休日があるというのは地味にストレスになる。 季節限定販売のアイテムがある 作物や、その種は一定条件を満たすことで販売されるが、基本的にはその作物が育つ季節(例としてラディッシュは春)にしか販売されない。 基本的に、季節外の作物は植えることが出来ず、季節が変わった際には枯れてしまうので問題ないように思えるが、ゲームをある程度進めると、季節に関係なく作物を育てられる場所が出来るため、こうなると不便。 コミュランクを上げる為の目標では、普通に季節限定の作物などを要求される場合がある。季節が過ぎてしまっていた場合、最悪ゲーム内で1年という時間待つ羽目になることもある。 そもそも、基本的にはスローペースなゲームであるため、ゲーム内で1年経過させようとすると何十時間といった時間が必要になってくる。目標そのものの時間制限はないにしても、このタイムロスはかなりのものである。 基本的にコミュランクA以上の課題には季節限定の作物の要求がある。また、牧場アドバイスクリアに必要ならコミュランクBの目標で要求されるアイテムにも一つ季節限定のものが含まれる。 おおよそ、普通にプレイすれば、この目標が出る時の季節が要求されるアイテムと一致するのはせめてもの救いだが、ゆっくりプレイした場合などは目標が出た時にはその季節を過ぎてしまっていることもある。 作物に限らず、料理に必要なアイテムの一部も季節限定。 例えば「氷」はかき氷などの料理を作る際に必要だが、販売時期は冬限定となっている。他の入手手段がないため、注意が必要。 その他の細かい不親切な点 本作ではアイテムは品質ごとに複数個に分けてアイテムを持つことが出来るが、これらのアイテムをまとめることが可能。 まとめることでまとめたアイテムの品質は平均化される。 任意でアイテムをまとめる「えらんでまとめる」と「ぜんぶまとめる」があるが、「えらんでまとめる」には確認画面があるのに対して「ぜんぶまとめる」には確認画面がない。 まとめた場合、巨大作物とそれ以外だろうと、品質の差が著しかろうと、問答無用でまとめられてしまう。特に収納箱など大量にアイテムを保管している場所で誤操作してしまうと目も当てられないことになる。 えらんでまとめる方には確認画面があるのに、ぜんぶまとめる方に確認画面がないのは不親切だろう。余談であるが、まとめる画面の最初の選択肢もぜんぶまとめるである。 アイテムを持ち上げている状態でAボタンで話しかけるとアイテムをプレゼント出来るが、それ以外の場合、Aボタンを押すと、アイテムを投げてしまう。 問題となるのは水辺付近でアイテムをプレゼントしようとして放り投げてしまう場合である。本作では、アイテムを水辺に投げ込んだ場合、アイテムを捨てた扱いとなり、アイテムは消滅し、更に住人全員の好感度、愛情度が大幅に下がる。 マルコやハルバなど釣りをすることが多いキャラクター相手にプレゼントをしようとするとこのような事態になりがち。プレゼント出来る判定は結構シビアなのでかなり用心してアイテムを渡すことが求められる。 それ以外でも歩いている最中のキャラクターにプレゼントを渡す場合にも注意が必要である。 総評 コミュニケーション要素を中心に進化を遂げた牧場物語シリーズであり、これまでの作品同様の自由度の高さと奥深さを兼ね備えつつ人との触れ合いや異なる三つの里による温かい物語を展開している。 スローペースな中で遊んでいくことになるため、人を選ぶ一面は否定することが出来ないが、そんなスローペースな中でも様々な発見やプレイスタイルを見出すことが出来る作品となっている。 物語にはシリアスさはほとんど無く、あくまでほのぼのとした雰囲気で進んでいくため、気を張ることなくプレイすることが出来る。 ウリとなっているコミュニケーション要素は、会話のパターン数もかなり多く、雰囲気作りに一役買っている。 不具合や、細かい不満点はないわけではないが、20周年という節目に相応しい良作である。
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発売予定日 2010/7/8 機種 ニンテンドーDS ジャンル ほのぼの生活ゲーム 農園ゲーム 農園ライフ2
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1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 律澪・澪律 ※澪律ウィキさんにも掲載されてます。 投稿SS 二作目 2012年5月31日 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 良かった -- (名無しさん) 2013-05-28 14 13 50 秀作。 細かな心情描写と最後の種明かしが良かった。 -- (名無しさん) 2012-06-05 01 48 53 すごいよかった 感動したよ -- (名無しさん) 2012-06-04 09 13 56 けいおんっぽくないね ただのオリキャラ -- (名無しさん) 2012-06-02 00 24 16 簡単な言葉を、単純に並べて。 それでいて、こんなに濃い作品になるんだから良い才能だと思う。 ノンフィクションなんじゃないだろうか? 描写が純粋で、とても信用できる文章だった モブのキャラに頼らず、ちゃんとけいおんのキャラクターが活きていて、後の展開にワクワクさせてくれる終盤の演出もニクい。 もっと読みたい! -- (名無しさん) 2012-06-02 00 11 15
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一方こちらは塾。 ガラッと扉を開けて入ってきたのは酷く猫背なほの暗い目をした青年。 しょうへいの兄ガッキーだ。 「こんにちわぁ― 今日はどうされました? 入塾の説明ならアチラで… 『ちがう!!!』 受け付けにいた山本の説明を遮るガッキー 「力が… 力が欲しいんだ! みんなを守れるような… 母さん、父さん、しょうへい、それに…姉さん…」 涙をこらえながら訴えるガッキーに鋭い視線を向けながら山本は 「それはそうだとして、なぜ君はここに来て力を得られるなんて思ったんだい?」 「これがしょうへい、の机のうえに置いてあったんだ。」 ガッキーがふところから取り出したのは塾の案内の冊子だった。 「塾に行き始めてからしょうへいは以前となにかが変わっていっていたんだ。 そう、性的なナニカ… 以前よりもより生臭く、でかくなっているように感じたんだ。」 「なるほど… でここにくれば自分も変われるんじゃないか、と思ったんだね?」 ガクッとガッキーはうなずいた。 「じゃあまずは簡単な検査をするから服を脱いでくれるかな?」 素直に脱ぎ出すガッキー。 「パンツは灰色か…」 山本がそう言うとガッキーは 「灰色は…しょうへいの好きな色なんです。幼い頃お互いの夢を語り合ったときにこう言 ってました。 『俺はこの世界を灰色に染めたい。善も悪も光も闇も性別もない… そんな世界になれば良いと思うんだ…』 ってね… まぁ今となっちゃ覚えてないと思いますけど……」 ハハッと笑いながらそう言うガッキー。 全裸になったガッキーを頭のてっぺんからチェックしていく山本。 (髪の毛はしょうへいと違って薄くはないな。 目は死に気味。 唇は…ん?タラコ唇なうえに喧嘩でもしたのか異常に腫れてるな。オェッ 乳首…乳輪デカめ離れすぎ。 腹に筋肉はないか。 というかバランス悪すぎるぞコイツの体。 エヴァみたいな体型じゃねぇか。 下半身は…………… まさか…………………) 「君、ISなのかい?」 「はい。 自分でも最近知ったんですけどね、、、」 (ISか、大昔の文献で存在は知っていたがまさかこの目で見る日がこようとは… しかも金玉が一つ! 不完全なISって事か? おもしろいじゃないか。) 「なるほど… 君の事は大体分かった。 君はここへ行くと良いよ。 この人が君を助けてくれるはずだ。」 山本が渡してきた名刺にはこう書かれていた。 『性武器職人 性に関する防衛術名誉学会員 人体改造技能連盟会長 【城能】』 (なんか凄そうな人だぞ。 それにこの名前は―― どっかで見たことあるような…) 「電話で君の事はつたえておこう。 あとは君次第だ。 さあゆけっ!」 次の瞬間ガッキーはバンギャッッッッ と衝撃と共に塾の外に弾き飛ばされていた。 「ッ~… イタタタタッ… ったく、今、腰悪いのになんてことしてくれんだアイツ! …でも… とりあえず、行くべきところは決まったな!」 そういうと、あきのりは名刺の裏に書かれた地図を頼りに城能のところへ向かった。 ~~~~~~~~~~~ 「すいませ~ん」 町外れにたたずむ、古びた屋敷の前で、あきのりは家主を呼び出した。 「…… どちら様で?」 一人の男がゆっくりとドアのむこうから顔を出した。 あきのりはその顔を塾の広告で見たことがあった。 「あ…あの… 清水あきのりという者ですが…」 あきのりは無愛想に答える。 「ああ!君があきのり君か! 山本から話は聞いているよ。 さぁさぁ上がって!」 男に招かれ、あきのりは屋敷の中へと上がる。 「山本から聞いてると思うけど、僕が城能だ。 君は清水家の長男だろ? 僕も、君のお母さん、お父さん、それからおじいちゃんと同じ国家安全保障特務機関に勤 めている。 表上は塾の数学の教師をしてるんだけど(笑) で、僕はその機関の中の 『体外性武器開発局』 の局長で 体外性武器、ようは 『装備型イノセンス』 を開発してるんだ。 もともとうちは江戸から続く鍛冶屋でね、その腕を君のおじいちゃんに買われたってわけ 。 まぁ自己紹介はこれくらいにして… 君は確かこれから起こる大戦にむけて力をつけたいらしいね。 そこで、君にはエクソシストになってもらう! エクソシストは愛する者を守るための存在だけど、皮肉にも愛する者を自分の手で殺さな くてはならないときもある… その覚悟がホントにある?」 「…… …はい!」 一瞬、ためらったが、いつになく輝かしい目をして返事をしたあきのり。 「よぉし!迷いは消えたみたいだね。 じゃあさっそくエクソシストになってもらうか。」 「え?エクソシストってそんな誰でも簡単になれるものなんですか?… なんか弟は凄い過酷な儀式をうけたとか…」 「ああ(笑)それは通常型の話だよ。今から君が手にするのは装備型イノセンスだからね。 あと、一応山本からさっきイノセンス適合の検査結果が送られてきたから、君にはエクソ シストになる資格があのさ!誰でもって訳じゃない。 しかし、僕はホントに装備型に携わっててよかったよ…あんなグロテスクで心ない儀式を 行う体内性武器開発のほうになんかいたら気がめいってしょうがないよ(笑)ハハハ」 そう話ながら二人はある部屋へと向かった。 部屋には引き出しが十個あるタンスのような大きな箱があった。 引き出し一つ一つに名前が書いてあり、あきのりはそこに見たことのある名前を見つけた 。 『名刀-磨螺鉈』 「あ!… (そうか、そういえば 母さんに送られてきた黄色い小包を開けるときに… そうだ!作者も城能だ…)」 「じゃあ、この中から君に合ったイノセンスを選んでもらう。 とりあえずカモハドから試してみるか… 握ってみて。」 そう言うと城能は 『焦刀-鳧刃怒』 と書かれた引き出しを開けた。 ズッパッァァァアアンヅッ!! 刀を握った瞬間、火花が散り、あきのりは思わず刀を落としてしまった。 「あっつッ!! 痛い!痛い!!…」 「あちゃぁ カモハドはダメだったみたいだね… じゃあ次はマンズ・ズンズあたりかな…」 そういって今度は 『双刀-萬咒駿咒』 と書かれた引き出しを開けた。 今度は二本の刀が入っていて、あきのりはそれを両手に取った。 するとあきのりの両手の皮膚がスパスパと切れていく。 「ううわわわわぁ…」 「ん~どれがいいんだろう… 早くしないと手が持たないね じゃあ次はキャッポでも… ズガバルルルラァシャァァァァアアアアアアアアアアドドドドド!!! 城能が何かを言いかけた瞬間、天井が崩れさり、部屋中、砂煙で見えなくなった。 「うっ!!一体これは…」 突如起こった出来事に戸惑う城能とあきのり。 「ウウウウウウウウウッバババナナバビロニァッガーーーーーナッ!!!!」 漂う煙の中から姿を表したのは、こんにゃくを持った全裸の女だった。
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私は立ち止まって、それを硬直しながら見つめていた。 「なあいいじゃん」 「や、やめてください」 「どうせ男いないんだろ? カラオケでも行かない?」 髪をビンビンに逆立てたいかにもチャラい男である。 外見もだらしねー感じで、なんつーか……えらそうな奴だなという印象だ。 澪ちゃんは手に小さな袋を抱えたまま、怯えた表情で必死に断っている。 私は驚きとあまりの突然の光景に、どうしようかの判断さえ頭に浮かんでこなかった。 頭は冷えている。 だけど、それ以上の何かがせめぎあっている。 私はただ、こうやってその状況をモノローグして描写することだけしかできなかった。 今の私は、きっととんでもないくらい表情を失っている。 「いいじゃんかよ」 「い、嫌です……っ」 「あー、面倒くせーな」 男が、澪ちゃんの腕を掴んだ。 澪ちゃんの手から、抱えていた袋が床に落ちる。 澪ちゃんの小さく甲高い悲鳴が、耳に響く。 おい。 せめぎあってた何かが、溢れだした。 私は今日、ズボンだった。 それを選んできてよかったと思う。 私はゆっくりカチューシャを外した。 「澪」 私は、そう呼んだ。 澪ちゃんだけが、一瞬だけこっちを向く。 私は、目が合った澪ちゃんに微笑んだ。 でも、ちゃんと微笑むことができただろうか。 笑えるような気持ちじゃなかった。 歩き出す。 「はいはい終了ー」 私は作り笑いと、作った陽気な声を出しながら二人に近づいた。 男が振り向いて私を見る。 澪ちゃんも男も驚いたような表情をしているが、男は『なんだこいつ』とでも言いたげな窺わしい表情をしている。 澪ちゃんは泣きながら、まだ真っ青でビクビクしていた。 前髪が邪魔で視界が狭いが、でもこれでいい。 私は澪ちゃんの腕を掴んでいる男の手を払った。 二人の間に割って入り、男を精一杯睨み付ける。 作った声で、男に言葉を言い放った。 「人の彼女に何してくれてんの?」 私は前髪の隙間から威圧した。 多分、私は怒ってた。 澪ちゃんは、私からすれば他人。澪ちゃんから見たって明らかに私は他人だ。 もしかしたら一方的な友情かもしれない。 澪ちゃんは一度だって自分から私に話しかけてくれたことはないんだ。 私がずっと話してばっかりで、澪ちゃんはすぐに会話を終わらせてしまうから。 だから、友達じゃないかもしれないけど。 ただの同じ学科の学生ってだけの間柄かもしれないけどさ。 だからなんなんだよ。 間柄がどうとか、友達だからとかそうじゃないからとか。 うるさいよ。 澪ちゃんが、泣いてるんだ。 それだけで、私が怒るに十分な理由なんだよ。 「ちっ……男がいたのかよ」 男は舌打ちして逃げていった。男がいたらアウトなんだな。 縮小していく男の後姿を見つめて、それが完全に消えた頃、私は振り返った。 澪ちゃんは床に座り込んで泣いていた。 「大丈夫? 澪ちゃん」 私は、しゃがんで俯いたまま喘いだり咳き込んだりする澪ちゃんに、できるだけ優しい声で話し掛ける。肩に手を置いた。 が。 弾かれた。 「さ、触らないで下さい……っ」 え? 触るなって、え? 私はあまりに突拍子もない言葉に、胸を銃で打ち抜かれたような衝撃を受けた。 まるで心臓を握り潰されたように、その言葉が心で木霊しズキズキと針を刺すように痛み出す。 触るなって……。 あはは。 だよな。 どうせ、私なんてさ。 やっぱり澪ちゃんは私なんて……。 「なんで私の、名前……」 「えっ?」 「なんで……わ、私の名前……知ってるんですか」 澪ちゃんは涙を拭いながら、切れ切れにそう言った。 何を言ってるんだ澪ちゃんは? だって私は、昨日まで話してた田井中律……。 って……。 私は私の眼前に揺れる物に気付いた。 なんか前が見えにくいなあと思ったら……自分でそうやったじゃないか。 男に怒りをぶつけるのに熱中しすぎて忘れてた。 「あーごめん」 私はポケットからカチューシャを出して取り付けた。 澪ちゃんは目を見開いた。 私はちょっと恥ずかしくなって頬を指で掻く。 「わからなかった? 私って――」 言い終わる前に、抱きつかれた。 高校の時に上級生がやってた、ロミジュリみたいな。 それを思い起こすぐらい、背中まで手を回されて。 澪ちゃんは私の肩に顔を埋めて、泣きじゃくった。 「うっ……っ……ぐす…………」 「澪ちゃん……」 「……怖かった……ひっく……」 コインロッカーの前。 通りがかる人は、不思議な目で私たちを見ていた。 でも、そんなの関係なくて。 今は、澪ちゃんを素直に受け止めなきゃなって思った。 「大丈夫。大丈夫だから……」 私も抱きしめ返して、背中を撫でてあげた。 泣き止んで、澪ちゃんが目元を拭いながら私からゆっくり離れた。 一応、落ち着いたようだ。だけど、まだ鼻をすすったり咳き込んだり。 どこか安定のない感じを私に与えていた。本当に落ち着いたのかなあ。 私はふと床に落ちたままだった澪ちゃんの持っていた袋が目に入った。 落とした勢いで袋から中身が少しだけ出ているようだった。 私はしゃがんでそれを拾う。 文庫本だった。 「――これ……」 その表紙に書かれているタイトル。 それは確かに、昨日澪ちゃんが言っていたオススメの本のタイトルだったのだ。 「澪ちゃん」 「あっ……えっと」 澪ちゃんは、顔を真っ赤にした。 「オススメの、それ……実家に忘れてて……約束、破りたくなくて……それで」 だんだんと萎縮してフェードアウトしていく声。 最後のほうは聞き取りにくかったけれど、でも精一杯言葉にしてくれた一生懸命さが伝わっくる。 「わ、わざわざ買いなおさなくたって、実家に忘れたって言ってくれれば、それでも私は」 「だって……約束なんて、初めてで……せっかくオススメの本、聞いてくれたのに」 澪ちゃんは、泣き腫らした声と表情で続ける。 「約束破ったら……嫌われちゃうかもって……私、田井中さんに、嫌われたくなくて……だから――」 泣き止んでやっと落ち着いたと思ったのに、澪ちゃんはまた泣き出してしまった。 「あーあー、ほら。泣かないでっ」 私は申し訳ないけど泣いてる姿が可愛いと思ってしまった。 ここにいても埒が明かないし、通りすがる人は私が泣かしたと勘違いして……いやまあ実際私が泣かしたようなものか。 でも、ここにいると目立つし。 とりあえず、休憩所――自動販売機があったり座るベンチがあるような一画――まで行った方が良さそうだ。 そこで澪ちゃんに座ってもらって、ジュースか何か飲んだら落ち着くかな。 私は澪ちゃんの手を取った。 澪ちゃんは、握り返してくれた。 嬉しかった。 笑顔が見られないように、歩いた。 ■ 休憩所で、澪ちゃんに温かいカフェオレを買ってあげた。 ベンチに座って、静かにそれを飲む澪ちゃん。 私も隣に座って、澪ちゃんが落ち着いてくれるのを待つ 。私もジュースを買っていたのでそれを飲んでいたけど、正直ドキドキしていて私のほうが落ち着けなかった。 「……ごめんなさい」 澪ちゃんが、俯いたままそう言った。 「えっと、何が?」 謝るような事を澪ちゃんはしていないと思うのだけど。 澪ちゃんは顔を少しだけ傾けて、私を見た。 落ち着いたようにも見えるけど、依然として顔は赤い。 「触らないでなんて、言って……私、田井中さんだってわからなくて」 『さ、触らないでください』 私の中で、その言葉がフラッシュバックして響く。 確かに、すっごいショックだったけど。 でも、それは……。 「いいよ別に。澪ちゃんは、私だってわからなかったんだろ?」 確かにおかしーよな、私の前髪。 今まで誰にも見せてこなかったけど。 でも少しでも男っぽく見せるためには仕方がなかったし……普段の私とはかなり違うから、間違えられても仕方ないだろうなあ。 「でも、ごめんなさい」 「いいよいいよ。そんなに気にしてないよ」 私は首を振った。 「それより、これ……なんかごめん」 私は澪ちゃんの横においてある袋を指差した。 もし私がこの本を読みたいなんて言わなければ、澪ちゃんはここに来ることもなかったかもしれないし、男に絡まれることなんてなかったかもしれないのだ。 私が軽い気持ちでオススメの本を借りたいって言って、約束を破りたくないからここまで澪ちゃんは買いに来た。 詰まるところ澪ちゃんがこんな思いをしているのは、私の所為なんじゃないかと思ってしまうのだった。 「私がこの本、借りたいなんて言わなきゃよかったかもね」 「そ、そんなこと……」 「だってさー、澪ちゃんってこの本を買うためだけにここに来たんでしょ?」 「買い出しも兼ねて、なんですけど」 「そうなの?」 なんか気負いして損した。 でもまたまた共通点発見。 私もここには買い出しでやってきた。 「毎週ここで買い出しとかしてるの?」 「はい。土曜日に」 「え? 私もだ」 「そうなんですか?」 「うん。まあまだ二回目だけどね。先週の土曜日もここに来たよ」 「私も、です」 すごい。 なんで会わなかったんだろう。 「すごいね。なんで会わなかったんだろうね」 「そうですね……」 澪ちゃんが笑った。 笑ってくれた。 その笑顔は、今まで見てきたどんな笑顔よりも。 私の心を射抜いた。 私はその勢いのまま、少しだけ畏まって言った。 「あっ、その」 「?」 澪ちゃんは首を傾げた。 私はさっきの一瞬を思い出していた。 やむを得ずそう呼んだんだ。 「……澪」 「――」 「澪って呼んじゃ、駄目、かな?」 さっき私は、澪ちゃんの彼氏である必要があった。 澪ちゃんを呼び捨てして、自信満々で強気に出れば、男も引くと思ったし。 だから、彼氏であることを印象付けるために呼び捨てした。 でも、それを一瞬だけにしたくなかったんだ。 「嫌なら、別に――」 「はい」 「えっ?」 「……澪で、いいです」 6
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装備可能ジョブ 駆出 戦士 僧侶 騎士 盗賊 神官 パラ 部位 種類 コスト 売却値 最大Lv スキルと効果 進化 武器 槍 11 12000 40 [奥義] フェイタルチャージ:敵1体に無機物特攻攻撃 ディサイドスピア [特殊通常攻撃] 無機物種族に特効の通常攻撃 基礎能力 HP - MP - 物攻 - 俊敏 - 魔攻 - 回避 - 回魔 - 命中 - 物防 - 会心 - 魔防 - 属性 なし 基礎能力(LvMAX) HP - MP - 物攻 67 俊敏 - 魔攻 - 回避 - 回魔 - 命中 - 物防 8 会心 24 魔防 - 属性 なし ルーン生成 生成結果 確率 闘争のルーンⅣ 50% 猛撃のルーンⅣ 25% 神気のルーンⅣ 25% セット装備 セット効果 なし 障害耐性 毒 0.0% 妨害 0.0% 混乱 0.0% 麻痺 0.0% 暗闇 0.0% 睡眠 0.0% 幻惑 0.0% 封印 0.0% 石化 0.0% 即死 0.0% 属性耐性 物理 0.0% 魔法 0.0% 火 0.0% 冷 0.0% 水 0.0% 雷 0.0% 土 0.0% 光 0.0% 風 0.0% 闇 0.0%
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「不安になることないわ。そうね……来年度辺りまで待ってみたらどう? 例えば……後輩が入ってくるでしょう? そうしたら少しぐらいは交流が増えるかも」 「でも、私サークルも入ってないし……友達はいるけど、でも後輩と交流なんてあるのかなあ」 「大丈夫よ。えっと、確か妹さんがいるんじゃなかった?」 「うん。いるけど」 「その妹さんの友達と仲良くなるとかどう? 妹さんも志望はN女子大でしょ?」 ムギちゃんの言葉に私は妙に不思議な感覚がした。 妹の憂は何かとお節介焼きで、高校時代も私のお世話をしてくれていた。 両親は海外や県外での仕事が多くほとんど家に帰らないので、家事はほとんど憂がしてくれていたんだ。 だから今度も私と同じ大学に来て、一緒に暮らすことになっている。 今は二月で、もうすぐ受験だ。 「憂の友達かあ」 私は漏らした。 確か、憂は夕食の席で友達の話をしていたことがあったなあ。 鈴木……なんとかちゃんと。 中野梓ちゃん。 「まだよくわかんないなあ」 その鈴木さんと中野さんも、N女子大が志望かどうかは知らないけど。 でも、なんとなく。 中野梓ちゃんは、来るような気がした。 本当に、なんとなくだけれど。 「私も、あの二人を見てたら帰りたくなったわ」 ムギちゃんは愛おしそうに窓の外を見つめた。 私をその視線の先を追うけれど、なんということはない車の往来がただあるだけだった。 そこに何かあるからムギちゃんはそちらを見たのではないのだろう。 きっと頭の中に何かを――誰かを想い浮かべていたんだ。 「恋人がいるんだ?」 「そうね。学校の先生よ」 意外すぎる言葉に私は声を上げた。 「えっ!? 桜高の?」 「ええ」 「もちろん女の先生だよね」 「当たり前よ」 ということは私も会ったことがある先生が相手なのかな。 そう思う前に、女の子同士の恋愛がとても大好きで、そして女の子同士の恋愛を何度も成就させてきたムギちゃん。 そのムギちゃん自身も、女の子同士の恋愛をしていたというのは驚きだった。 いや、予想できたかな。 取り残されたような気分になる半面、すごい、そしてなんて罪な先生なんだとも思った。 しかし誰なんだろう。 私は頭を悩ませて、できるかぎり出会ったことのある先生の顔を思い浮かべた。 でも、ムギちゃんと並んで映えるような人は一人しか浮かばなかった。 「山中先生?」 「すごい。正解よ」 ムギちゃんは小さく拍手した。 「なんでわかったの?」 「うーん、ムギちゃん合唱部だったし」 やっぱり、誰かと出会うというのは部活とか交友関係が大事だと思う 田井中さんと秋山さんはそうではなかった――というかあの二人はどうあってもくっつく運命だったと私は思っている。 けど、もし私、平沢唯が何かの部活に入っていたら、きっとそこで誰かと出会って恋をしていたんだろうなって。 だから、部活に入っていたムギちゃんは、そういう出会いがあったんだろう。 先生で思い当たるのは、音楽系統の部活の顧問をやっている山中さわ子先生しか思い浮かばなかったのだ。 美人だし、生徒の評判もいいし。 「唯ちゃんはすごいわね」 「うん?」 「なんでもないわ」 ムギちゃんは幸せそうに笑った。 恋をするって幸せなことだ。 私はそれを知らないけれど、誰かと出会うこともあるだろう。 そしたら、田井中さんと秋山さん――ううん、りっちゃんと澪ちゃんみたいな、あんなすっごい素敵で、愛し合ってて。 仲良くて、支えあえるようなカップルになりたいなあ。 それだけで、きっと毎日が楽しいんだろうなあ。 りっちゃんと澪ちゃんは、毎日すっごく楽しそうだもん。 今日だって、今頃二人は一緒にいるだろうなあ。 私とムギちゃんはまた、窓の外を見た。 「あら?」 「どうしたのムギちゃん」 「あれ、りっちゃんと澪ちゃんだわ」 私はムギちゃんの視線の先を目で追った。向かいの道を、手を繋いでいた。 幸せそうな笑顔で。 車の往来は激しいけれど、でも道を歩く人たちはみんな思い思いの時間を過ごしている。 カップルで歩く人もいれば、一人で歩く人もいる。 車に乗っている人だって、夫婦仲良く乗っている人も、家族で乗っている人も。 はたまた一人で乗っている人だっているんだろう。 世の中、それぞれの時間は動く。 私もムギちゃんも。 そしてりっちゃんと澪ちゃんも。 きっと今、生きているんだ。 「私たちは、幸せね」 ムギちゃんの言葉に私は、無性に感動した。 「そうだね」 私は返した。 「あんなにも幸せなカップル、そういないわよね」 「うん。りっちゃんと澪ちゃんは、最高の二人だね」 りっちゃんと澪ちゃんの幸せが、私たちの幸せになってた。 あの二人を見てるだけで、ふわふわしててぽわーっとするんだよね。 それぐらい、仲むつまじい相思相愛の二人なんだ。 見てたらこっちがニヤニヤしちゃうもん。 私たちは笑った。 恋の力は、きっと私たちをいつだって包んでいるだろう。 それは、どんな世界でも。 世界の全ての恋人へ。 お幸せに。 春はもう、目の前だった。 ■ 目の前にいる律と目が合った。 「澪?」 私はじんわりと頬が熱くなるのを感じた。 「な、なんでもない」 私は目を逸らして、ベースのチューニングの続きを始めた。 律の部屋には、もう慣れていた。 もうここは、私のもう一つの家みたいなものになってしまったから。 律と出会った四月に初めて泊まった。 あれは私が寝てしまったから泊まったとは言えないかもしれないけど、 でもあれ以来何十何百と律の家――正確には律のこのアパートに泊まった。 ほとんど私の下宿に帰らないこともあったぐらいだ。 もうここに移り住もうかと考えているぐらいである。 しかし、パパとママにどう律を紹介しようか。 私は床に座ってペグを捻り、チューナーを見ながらそう考えた。 律はと言えばすでにドラムの調整は終わり、立って私を見ていたり、 最近セッションしている楽譜を頭を抱えながら読んだりしていた。 私はチラチラとそれを見る。 私たちは恋人同士になっても変わらない。 そう思ってたけど……。 実際変わったなあと私は思う。 昨日『した』から、やたらと床は散らかっていて、それを見るだけで私は火が出そうなぐらい恥ずかしくなるのだった。 もし友達のままだったらあんなことはしない。 ああやって、布団の中で抱き合って、キスしたり、名前を呼び合って喘ぐようなことはしないだろう。 それをしたってことは、恋人になってるってことだ。 それは嬉しかった。 律に抱きしめてもらえること。 キスしてくれることも。 私の名前をいっぱい呼んでくれるようになったのも。 好きだって言いあえるのも。 本当に嬉しいことだらけ。 まだ夢なんじゃないかって思うぐらいだから。 私は幸せだった。 「おい、澪ー」 「えっ?」 「いつまでチューニングしてんだよー。早くやろうぜ」 「わ、わかった」 私はペグをすぐに捻って終わらせた。 立ちあがってストラップを肩にかける。 律は座って、軽くスネアを叩いたりバスドラのペダルを実際踏んでみたりした。 私もピックでとりあえず音階を弾いてみたりする。 ハイハットの高さを調節する律。 私はその横顔を、やっぱり何度も見てきた気がすると思った。 ふわふわ時間か。 あれにも書いたなあ。律の横顔。 恋人同士になって、いろいろ変ったって言ったけど。 やっぱり、あんまり変わってないかもな。 私は思わず笑った。 「どした澪」 「いや別に」 「なんだよ気になるだろー?」 「律ってかっこいいなあって」 「ちょっやめろよ……は、恥ずかしいだろ」 律は顔を真っ赤にして、口を尖らせた。 可愛い。 もっといじってやりたいところだったけど、さすがにいいかと思った。 律が落ち着いてから、私たちはセッションした。 楽しかった。 終わった後、私たちは駅前に行ってデートした。 デートとはいっても、やっぱりあんまり変わらなかった。 こうやって笑い合いながら駅前のデパートに行くのも何度もあったし、一緒に歩いたりご飯食べたりするのは経験済みだ。 ただ恋人同士なので、名前が『遊びに行く』から『デートに行く』に変わっただけ。 でも、やっぱり気持ちは後者の方が嬉しかった。 人目はばからず手を繋いで、人の往来の中を歩く。 商店街みたいな感じで、それなりに人が多かった。 「お腹すいたなあ」 律がお腹を撫でたので、私は尋ねた。 「そうだな。何か食べるか?」 「よし食べようぜ。えーと、どこかお店ないかな?」 「ってか律、お金あるのか?」 「ないんだよなあーこれが」 「……仕方ないな、私が払うよ。じゃあ喫茶店でいいか?」 「澪と食べれるならどこでもいいや」 こいつは本当に……そういうドキッとする言葉を度々言うなよな。 しかも臆面もなく言うもんだからこっちが気圧されるよ。 その笑顔も。 そんなこと言われたらもう私は……。 律と繋いでる手に、ドキドキして汗かいたかもしれない。 現に心臓はずっと高まりっぱなしだ。 それに加えてさっきの一言で、さらに熱が出る。 あーもう。 26